2018/06/18 20:20

近年は農業分野以外の企業の農業参入がかなり増えているようです。

H21年に農地に関する法律が緩和され参入しやすくなったのがきっかけのようです。

食品メーカーから自動車メーカー、鉄道関係、衣料メーカーなど本当に多くの企業が参入していますが上手くいっている企業は少なく撤退しているところも多いです。




色々、理由はあるんだろうけど結局は農業を甘く見てるってことだと思います。

農家の仕事は非効率で大企業の効率的な考えで事業を行えば儲かる。と少なからず考えているのではないでしょうか。

まぁ僕もサラリーマンの時はかなりそう言う気持ちが強かったですが。笑


農家になってみて企業としてやるには難しいなと思うのはやっぱり毎日8時間週休2日で人を使って人件費を払って農業する点です。

どうしても仕事の偏りがあるし、露地の栽培では天候によって仕事がやれなかったりするからです。

日が出ている間は働いて休みもない。なんて働き方が良いとは全く思わないけどある程度柔軟に対応していかないと仕事が回らない点もあるなぁと感じています。


もう一つはITを取り入れた最先端農業。

確かにすごいなと思うものもあるけどそんな高い設備入れて何年かければもととれるのと思うものも多いです。

OMRONも最先端技術を生かしてコンピュータ制御でトマト生産に乗り出すも数年で撤退したようです。


生き残っているのはイオンとかローソンとか販路が確保されてる企業なのかなと思います。

栽培の効率化よりも販路に重きを置いた参入です。


とまぁ長々と書きましたが農業は難しい、奥が深くて面白いということです。